世界大百科事典(旧版)内の沖の犬の言及
【オットセイ(膃肭臍)】より
…《日本山海名産図会》には,大をネッフ,中をチョキ,小をウネウというとあるが,アイヌ語でオンネプonnepは成獣の雌,あるいは雄をいったらしい(《分類アイヌ語辞典》)。海狗とも記され,寒流に乗って金華山沖までくることもあり,三陸で〈沖の犬〉と呼ばれたのもこれらしい。主として肉と陰茎を強精薬,毛皮を敷物,履物として珍重したので他の動物によって偽物もつくられた。…
※「沖の犬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」