世界大百科事典(旧版)内の沙堂里窯址の言及
【高麗青磁】より
…1928年に,これと符号すると考えられる青磁平瓦の破片数個が,高麗の首都開京(現在の開城)の満月台付近と,高麗青磁の著名な窯業地である全羅南道康津郡大口面沙堂里で発見された。その後,64‐69年に沙堂里窯址が発掘され,平瓦,丸瓦,鬼瓦,鴟尾の良好な資料が得られた。軒平瓦の瓦当面は陽刻の唐草文で飾られ,軒丸瓦は陽刻の蓮華(れんげ)文,宝相華文,牡丹(ぼたん)文,陰刻の宝相華文など豊富な文様をもつ。…
※「沙堂里窯址」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」