河俣(読み)かわまた

世界大百科事典(旧版)内の河俣の言及

【大江御厨】より

…漁業を営む御厨住人は舟運にも従事し,1048年(永承3)の関白頼通高野山参詣のときには,大江御厨夫が淀川を下る乗船の水夫の役をつとめた。御厨領は川筋にそってひろがり,山本(八尾市),水走・河俣(東大阪市)あたりから,摂津の河口にまで及んでいた。 御厨領の要所には執当(しつとう)と呼ばれる現地荘官が置かれ,12世紀の初め,在地領主藤原氏(水走(みずはや)氏)が,大江御厨山本・河俣執当職に任じられたが,水走氏の祖と仰がれる藤原季忠は,1144年(天養1)ごろ,御厨内の河内郡有福名水走の地を開発して,これを本領とした。…

※「河俣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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