世界大百科事典(旧版)内の沸点法の言及
【沸点上昇】より
…この性質のため,未知物質の一定質量wをKb既知の溶媒に溶かして沸点上昇⊿Tを求めれば,未知物質の分子量Mを決定することができる。この方法は沸点法ebullioscopy(boiling point method)と呼ばれ,凝固点降下を利用した氷点法とともに,よく分子量決定に用いられてきた。ただし,食塩NaClなどの塩類は水中でイオンに解離するので,この式は成立せず,一般に⊿Tは計算値より大きくなる。…
※「沸点法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」