油付(読み)あぶらつき

世界大百科事典(旧版)内の油付の言及

【鬘】より

…これが〈台金(だいかね)〉である。台金の形は,女方のものは原則的に一種であるが,男方には,鬘の後頭部の形態によって分類される〈油付(あぶらつき)〉(髱(たぼ)を油で固めて研ぎ出したもの。時代物の武士などに使う)と〈袋付〉(髱を結いあげた形のもの)の2系統があり,それぞれに甲羅物(こうらもの)(頭頂部のあるもの),すっぽり物(月代(さかやき)が青く塗ってあるもの),鬢物(びんもの)(鬢のところだけのもの)の3種類がある。…

※「油付」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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