世界大百科事典(旧版)内の法蔵菩薩の言及
【大無量寿経】より
…一般に用いられるのは魏訳である。内容は,まず阿弥陀仏がまだ法蔵菩薩という名で修行していたときに,すべての世界の中でも最高の極楽世界をつくって衆生を救済したいという誓願を起こした因縁から説き起こし,続いてその誓願が成就してできた極楽の情景を描写し,次に極楽へ往生する衆生の3種類のあり方(三輩(さんぱい))を述べる。漢・呉・魏訳では,この後に極楽と比べてこの穢土(えど)の濁悪のさまを述べる三毒五悪の段がある。…
※「法蔵菩薩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」