世界大百科事典(旧版)内の法覆工の言及
【護岸】より
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[構成]
河川堤防の護岸には,常時,河川の水が流れる低水路の流れを安定させるとともに,高水敷の洗掘を防ぐために低水路の河岸に設ける低水護岸,洪水時の堤防保護を目的とした高水護岸,および低水路から堤防の高水位の高さまで堤防全面を直接保護する堤防護岸の3種類がある。 護岸の基本的構成は,法覆工(のりふつこう),法止め工,根固め工の3種類から成り立っている。法覆工は堤防あるいは河岸,海岸の地盤の法面を被覆して保護するもので,古くからの工法として,芝を張り付ける芝付け,粗朶(そだ)で柵(しがらみ)を組み,その中に砂利などを詰めて敷設する柵工などがあるが,最近では強度や耐久性,施工性などの観点から,石張り,石積み,コンクリートブロック張り,コンクリート現場打ちなどの工法が多く用いられている。…
※「法覆工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」