世界大百科事典(旧版)内の泡沫分離の言及
【起泡分離】より
…液中に分散している粒子または溶存物質の気液界面に対する吸着の強さの違いを利用して分離を行う方法の総称。起泡分離法は,泡沫(ほうまつ)の捕集効果を利用する泡沫分離法と,気泡のみを導入する気泡分離法に分類されるが,前者のほうが一般的である。また泡沫分離法は固体粒子の分離と溶存物質の分離とに分けられ,固体粒子を対象としたものでは浮遊選鉱法が古くから鉱物の分別に広く利用されている。…
【浮遊選鉱】より
…これは減圧によりパルプ中に溶存する気体を析出させ,その浮力によって固形物質を浮上・分離する方法である。また,液中に溶存するイオンや界面活性物質を浮上分離するプロセスは,イオン浮選ion flotation,泡沫分離foam fractionationなどと呼ばれている(図4に浮選回路の一例を示す)。【井上 外志雄】。…
※「泡沫分離」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」