世界大百科事典(旧版)内の波動インピーダンスの言及
【反射】より
…反射は波の伝わるようすが波長に比べて急激に変化する場所で起こるので,導波管中のマイクロ波や管楽器中の音波などの場合,異なる物質との境界面でなくとも,導波路の継目から反射が起こる。導波路を伝わる波と自由空間を伝わる波との両者ともに,その伝播(でんぱ)のようすは波動に対するインピーダンス(波動インピーダンス)を用いて表され,波動インピーダンスがZ1からZ2へ変わる場所の反射率Rは,となる。例えば,自由空間を伝わる音波ではρを媒質の密度,cを音速としてZ=ρcであり,垂直入射の電磁波では,εとμとをそれぞれ媒質の誘電率と透磁率とすればである。…
※「波動インピーダンス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」