世界大百科事典(旧版)内の波羅夷罪の言及
【仏教】より
…律は,戒本とそれの違反に対する罰則を決める部門と,教団運営に伴う諸規則を挙げる部門とより成る。前者は250戒を罰則の軽重によって5種あるいは8種に分けるが,そのうち最も重い罪は波羅夷(はらい)罪で,殺生,偸盗,婬,大妄語(悟っていないのに悟ったといううそ)を犯したものに対して課せられ,犯戒者は教団から追放される。その他は軽重はあってもすべて,懺悔(さんげ)によって許される。…
※「波羅夷罪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」