波返し工(読み)なみかえしこう

世界大百科事典(旧版)内の波返し工の言及

【護岸】より

… なお,海岸堤防や高潮護岸は,用地の関係などで法面のこう配を急斜面とすることがあるが,護岸にあたる波浪のエネルギーが大きいので,護岸として現場打ちコンクリートを用いたり,高潮護岸をコンクリート擁壁状に作ることが多い。また波が越えるのを防止し,波しぶきが陸地に飛散するのを防ぐため,法覆工の部分を堤防の天端(てんば)よりさらに1mほど上方に延ばす波返し工を設けるのがふつうである。【中沢 弌仁】。…

※「波返し工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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