世界大百科事典(旧版)内の洞室墓の言及
【墳墓】より
…河北省満城の中山王墓(満城漢墓)がそれである。ここでは山腹から岩盤をくり抜いてトンネル式の墓室(洞室墓)を開削する。この方式も後代に受け継がれ,唐の昭陵,乾陵は,その規模をさらに拡大したものである。…
【洛陽焼溝古墓群】より
…戦国墓は,隋唐洛陽城址北壁の内側に,東区,西区,南区の3群に分かれて存在する。戦国墓の構造は,長方形の竪穴墓が43基,竪穴を掘り,底に横穴を設けた洞室墓が16基であった。相対的には竪穴墓が古く,洞室墓は戦国後期から秦・漢時代にかかる遺構と推定される。…
※「洞室墓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」