世界大百科事典(旧版)内の流水文銅鐸の言及
【銅鐸】より
…古段階を経て中段階にいたると部分部分によって飾る文様がかなり定まっている。身を飾る文様は銅鐸の文様を代表するものとしてとらえられ,身を横帯2帯以上によって区画したものを横帯文銅鐸(最古・古・新段階),横帯と縦帯とを交差させて田字形の4区(最古~中段階),用字形の6区(中~新段階)に身を分けたものを袈裟襷文(けさだすきもん)銅鐸,流水文を満たしたものを流水文銅鐸(古~新段階前半)と呼んでいる。なお,ほとんどすべての銅鐸の身の文様は,鋸歯文と3線以上の直線文とから成る下辺横帯によって下限を画されている。…
【流水文】より
…流水文は銅鐸の身を飾る文様の代表例の一つをなしており,さまざまな種類がある。古い流水文銅鐸数例には,環状面を飾る流水文をそのまま採用したため終端が現れてしまったものがあり,土器の流水文が銅鐸に採用されたことを想定させる。【佐原 眞】。…
※「流水文銅鐸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」