コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

流造 ながれづくり

百科事典マイペディアの解説

流造【ながれづくり】

神社建築の一形式。屋根の前のほうが長く伸びて向拝をおおい,庇(ひさし)と母屋が同じ流れで葺(ふ)いてあるのでこの名がある。奈良時代末〜平安時代に成立し,広く各地に流布した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

流造
ながれづくり

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の流造の言及

【鎌倉時代美術】より

… 神社建築では,本殿の遺構は滋賀,京都,奈良に集中していて,他地方では少ない。本殿の形式分類では流造(ながれづくり)が大半を占め,特に一間社が過半を占める。三間社流造は苗村神社(滋賀),宇治神社(京都),住吉神社(兵庫),神谷神社(香川)の4例である。…

【神社建築】より

…したがってやがて神の象徴が建築の形をとるようになるとしても,最初はきわめて素朴なものであった可能性が強い。 現存する本殿形式のうち,最初に姿を現した建築を示唆するのは,流(ながれ)造系ならびに春日造系の社殿である。現在,国宝あるいは重要文化財に指定されている本殿を分類すると,流造に属するものが総数の55%を超え,春日造がそれに次ぐ(表)。…

【屋根】より

神社建築でも屋根の形式からみると,権現造は入母屋造の本殿と拝殿を幣殿でつないだもので,この場合,幣殿の屋根は両下(りようさげ)造(切妻造の妻がないような形式)という。春日造は切妻造妻入の正面に庇をつけたもの,流造は切妻造の正面だけが前方に長く延びたものである。また流造や入母屋造に,据破風や軒唐破風をつけた複雑なものもある。…

※「流造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

流造の関連キーワード住吉神社(長崎県)宇治上神社出雲大神宮向日神社御上神社神魂神社住吉神社神谷神社賀茂神社園城寺浅間造

今日のキーワード

OAR

2018年の平昌五輪に国家資格ではなく個人資格で参加したロシア国籍の選手のこと。「Olympic Athlete from Russia(ロシアからの五輪選手)」の略。14年ソチ五輪での組織的なドーピ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android