世界大百科事典(旧版)内の浄瑠璃所作事の言及
【所作事】より
…歌舞伎の文献では1687年(貞享4)の《野良立役舞台大鏡》にみえるのが古く,所作事ははじめやつし事として,職業の意味での所作から,職業とくに職人の動きを舞踊に写したものであった。その後,しだいに歌舞伎舞踊一般の総称となるが,おもに長唄物をさしていい,浄瑠璃物は単に浄瑠璃または浄瑠璃所作事という。振事は,歌舞伎舞踊の動きが物真似的な〈振り〉にあることから,また景事はとくに上方で,道行の景色を舞うことからいう。…
※「浄瑠璃所作事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」