浙東史学(読み)せっとうしがく

世界大百科事典(旧版)内の浙東史学の言及

【全祖望】より

…翰林院庶吉士の官を授けられたが,まもなく辞任し,以後は一生仕官せず,蕺山(しゆうざん)書院,端渓書院の主講として弟子を教えた。その学問は,黄宗羲の《宋元学案》を続修増補して100巻としたり,《水経注》を研究して《校水経注》38巻を著しているように,史学,地理学を得意とし,戴震そして章学誠によってその頂点に達する浙東史学の先駆となっている。ほかに《経史答問》《鮚埼亭(きつきてい)集》《鮚埼亭外集》などがある。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」