浙東運河(読み)せっとううんが

世界大百科事典(旧版)内の浙東運河の言及

【大運河】より

…長江南岸の鎮江から杭州まで。杭州から南には銭塘江対岸の西興に始まり紹興を経て寧波市に至る運河があり,浙東運河あるいは西興運河といわれるが,いわゆる大運河の系統には含まれていない。
[運河の構造と管理]
 運河の幅は宋代の汴河についていえば約30~45m(10~15丈),深さは約3m(1丈)で,もちろん場所により相違はあっても,明・清時代までこれが運河の標準的な規模であった。…

【余姚】より

…地名は姚を姓とするの一族がここに封ぜられたためという。東の寧波と西の紹興・杭州を結ぶ浙東運河の中間にあり,前面には肥沃な平野が開けて,浙東における有力な地域中心の一つであった。明・清には,王守仁(陽明),朱舜水,黄宗羲など浙東学派の指導者を輩出した。…

※「浙東運河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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