世界大百科事典(旧版)内の海上他界の言及
【えびす(夷∥恵比須)】より
…海を生活の基盤としてきた海人(あま)などの信仰によって成立した縁起であると考えられる。また,海の彼方に死者の国や常世の国を想定してきた,海上他界への信仰にも関連を有するのであり,漂流物をえびすと称する漁民の信仰によっていると考えられ,厄を福に転化することのできる力を海上他界に認めたものであろう。 えびす信仰の伝播には,中世以降の商業の発展との関連が考えられる。…
※「海上他界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」