海城地震(読み)ハイチョンじしん

最新 地学事典 「海城地震」の解説

ハイチョンじしん
海城地震

Haicheng earthquake

1975年2月4日中国の遼寧省海城付近で発生したM7.3の地震。世界で初めてその予知に成功した地震として有名。1970年の初め,予知の第1段階として長期予報が出され,観測網が整備された。74年6月国家地震局は「1~2年内にM5~6の地震が起こる可能性あり」という情報を出した。これが第2段階。74年12月からが第3段階で,計器観測に異常が出るとともに,冬眠中のヘビが出てきて凍死するなどの動物の異常行動も起こる。第4の臨震段階に入り,2月4日午前10時防災指令が出されたのち午後7時36分地震が起こった。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内の海城地震の言及

【地震予知】より

…しかし,その根拠とされた著しい地震波速度変化の異常がその後の精度のよい観測でいっこうに認められないこと(たとえあったとしても小さい)や,1974年から80年にかけて伊豆半島とその周辺で続発した地震の起こり方などがこのモデルの予測と違うことなどから,このモデルの主張する機構についても再検討の必要があるとされ,極端な楽観論もしだいに影をひそめた。 中国では遼寧省海城近くで1975年2月発生した破壊地震(海城地震と呼ばれ,マグニチュードM7.3)の予知に成功し,多大の人命が救われた。しかし一方で,同じ中国で76年に起こった唐山地震の場合は予知できなかった。…

※「海城地震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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