世界大百科事典(旧版)内の海外建設工事の言及
【建設業】より
…また,日本経済が高成長から低成長へと移行するのに伴い,公共事業も含め国内建設需要の鈍化傾向は避けられず,日本の建設業もこれに対応して,エンジニアリング業務(企画・設計から建設完了までプロジェクト全体を一貫して手がけるもの)や都市開発業への進出など,新しい事業展開を探りはじめている。また75年ころからは,海外建設工事にも積極的に取り組んでいる。東南アジア諸国および中東産油国からの受注が大半であるが,大手業者の総受注高に占める比率は1割にも達せず,欧米諸国に比べると立ち遅れており,またカントリー・リスクを含め採算面でも問題がある。…
※「海外建設工事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」