海巴(読み)かいゆう

世界大百科事典(旧版)内の海巴の言及

【コヤスガイ(子安貝)】より

…中国では子安貝は秦代より前にはきわめて貴重視され,貴珠,珍宝として賞せられて通貨にも使用された。漢字において財貨を意味する文字の多くが,その一部に貝を含むのはこの痕跡で,中国南部雲南地方では明代まで宝貝が通貨であり,その供給源として琉球諸島から〈海巴〉の名で子安貝が大量に輸出されていた。タカラガイ【千葉 徳爾】。…

※「海巴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」