世界大百科事典(旧版)内の海水養殖の言及
【養殖】より
…彼は第2次大戦前にすでに孵化幼生から成エビまでの飼育実験に成功していたが,1960年に事業規模での養殖を香川県下の廃止塩田を利用して始めた。クルマエビは海水養殖種のなかで人工種苗生産技術が最も早く確立したものであり,現在,タイ類やアワビなどとともに,養殖のみならず放流のための種苗も大量に生産されている。
[分類]
養殖の最も進んだ形態は,育成された親から人工的に採卵,孵化を行って種苗を生産し,その種苗を施設に収容し,人工飼料を与えて市場サイズまで育成するとともに,一部を親として利用するものである。…
※「海水養殖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」