海部系図(読み)かいふけいず

世界大百科事典(旧版)内の海部系図の言及

【系図】より


[古代・中世の系図]
 名称としては《続日本紀》養老4年(720)条に,〈日本紀……紀卅巻系図一巻〉とあるのが初見とされ,帝王系図と推測されているが,伝存しない。現存最古のものには,9,10世紀に書写された丹後国籠神社海部氏所蔵の海部系図(847成立,国宝),園城寺所蔵の和気系図(円珍俗姓系図,重文),伊曾乃神社所蔵(大倉粂馬旧蔵)の与州新居(にい)系図(凝然筆,重文)がある。系譜のまとまったものとしては,聖徳太子・蘇我馬子編纂とされる〈臣連伴造国造百八十部幷公民等本記〉(《日本書紀》)があったが,焼失してつまびらかでない。…

※「海部系図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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