液相焼結(読み)えきそうしょうけつ

世界大百科事典(旧版)内の液相焼結の言及

【焼結】より

…粉末または圧粉体(粉末を圧縮して所定の形状としたもの)を,粉末成分の融点以下の温度で加熱した場合,粉末粒子の相互の接触面が接着し,加熱時間の増加とともに圧粉体が収縮・緻密化する現象を焼結という。ただし粉末の成分が2種またはそれ以上の場合,量が少ないほうの成分の融点が,量の多いほうの成分のそれよりも低いときには加熱温度を両者の中間の値とすると,少ないほうの成分は融解して液相となるが,この場合に生じる緻密化現象はとくに〈液相存在下の焼結〉または〈液相焼結liquid sintering〉と呼ぶ。そして,全成分がすべて固相状態で起こる焼結を〈固相焼結solid sintering〉と呼び,両者を区別している。…

※「液相焼結」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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