世界大百科事典(旧版)内の混交梵語の言及
【仏典】より
…スリランカに伝わったのは西部インド方言にマガダ語の要素が加わったものとされるが,書写されてからはこれが〈聖典語〉(パーリ)として固定した。グプタ時代になりサンスクリット(梵語)が国家的に奨励されてから,仏典もサンスクリットを用いるようになり,ときに地方語から還元されたが,俗語的要素は残っており,近代の学者はこれを混交梵語,仏教梵語(Buddhist Hybrid Sanskrit)と称している。【高崎 直道】。…
※「混交梵語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」