清澄器(読み)せいちょうき

世界大百科事典(旧版)内の清澄器の言及

【クラリファイヤー】より

…清澄器ともいう。固液分離に用いられる化学装置。…

【シックナー】より

…大量の固体混合液の固液分離に用いられる。またとくに清澄液を得るのを目的とする場合を清澄器(クラリファイヤー)として区別することがある。図はその代表的な例で,槽上方中央より粒子混合液(スラリー)を供給すると,清澄となった液はとい(樋)を越えて溢流(いつりゆう)するとともに,高濃度に濃縮された泥状スラッジは排泥として重力またはポンプにより槽底から引き抜かれる。…

【沈降分離】より

…この現象を沈降濃縮と呼び,これを連続的に行う装置がシックナーである。上澄み液を得ることを主目的とする装置を清澄器と呼んで区別することもあるが,同じ現象として考えることができる。重力を利用する沈降分離装置はほとんど動力を要しないので運転費は低廉であり,固体含有量の少ない原液を大量に扱うときの前処理工程として沈降により固体の大部分を分離して,あとの工程の処理量を減らすのに適しており,鉱業,海水からの酸化マグネシウム回収やアルミナ製造のような化学工業プロセス,固体洗浄,上水や下水あるいは排水処理などに広く用いられる。…

※「清澄器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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