済美館(読み)せいびかん

世界大百科事典(旧版)内の済美館の言及

【伊井蓉峰】より

…本名申三郎,東京日本橋に生まれる。1891年浅草の吾妻座で男女合同改良演劇〈済美館(せいびかん)〉の旗揚げをし,千歳米坡(ちとせべいは)という女優を生んで,芸術主義の写実劇をめざした。1902年に近松劇を原作のまま上演して注目され,12年に明治座の座主となり,名実ともに新派界三巨頭(他に河合武雄,喜多村緑郎)の筆頭となった。…

【新派】より

…演技・演出ともに基本的には歌舞伎の物まねであったが,書生的な蛮声をはりあげての弁舌が注目された。もう一つの出発点は,91年11月に浅草の吾妻座で伊井蓉峰(ようほう)が〈男女合同改良演劇〉と称して〈済美館(せいびかん)〉を興し,依田学海《政党美談淑女之操》などを上演し,また翌年7月市村座で山口定雄が,93年6月吾妻座で福井茂兵衛(1860‐1930)が,それぞれ一座を組織し旗揚げをした動きである。彼らには政治色はまったくなく山口は元歌舞伎役者だし,伊井も芝居好きで銀行勤めからこの世界にとびこんだ人間であった。…

※「済美館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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