渓流工事(読み)けいりゅうこうじ

世界大百科事典(旧版)内の渓流工事の言及

【砂防】より

…これらのことは,従来の砂防の概念に影響を与え,今日では,砂防は(1)~(5)のすべての現象によって生ずる災害を防除する技術を指すようになった。すなわち,従来の山腹工事,渓流工事に加え,地すべり防止工事,急傾斜地崩壊防止工事および海岸砂防工事が砂防の概念のもとに取り扱われるようになった。海岸砂防
[山腹工事]
 山腹工事は山腹砂防とも呼ばれ,崩壊地,はげ山,煙害地など森林が各種の原因で破壊され,それらの地域から土砂流出が著しく,自然な植生の回復が見込めない場合に,土木的工事を補助手段として植生を導入し,土砂生産の抑制を図るものである。…

【治山】より


[治山工事]
 砂防工学でいう広義の砂防工事のうち,農水省林野庁が所管する工事をいう。山地における土砂生産の抑制を目的とし,山腹工事,渓流工事があるが,このほか防災林造成などが含まれる。山腹工事による山地保全が主体であるが,山脚の基盤を固めるために渓間を安定させる必要があり,渓流工事が行われる。…

※「渓流工事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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