世界大百科事典(旧版)内の渡良瀬川鉱毒根絶期成同盟会の言及
【足尾鉱毒事件】より
…だが1958年5月足尾銅山の源五郎沢堆積場が突然決壊し,群馬県毛里田村(現,太田市)を中心に6000haの農地が汚染され,鉱毒問題は再燃した。その後渡良瀬川鉱毒根絶期成同盟会の運動により,渡良瀬川にも水質保全法が適用されるが,農民の期待を裏切るものでしかなかった。71年毛里田地区産米からカドミウムを検出,一部が出荷停止処分となり,毛里田の鉱毒根絶同盟会では72年発足したての環境庁管轄の中央公害審査委員会(のちに公害等調整委員会)に約39億円の損害賠償の調停を申し立てた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」