渦輸送(読み)うずゆそう

世界大百科事典(旧版)内の渦輸送の言及

【偏西風】より

…このような状態のときは強い西風成分が南西風の所にあり,弱い西風成分が北風成分の所にあるので,u(西風成分)×v(南風成分)は地球全体でみると非常に大きな値になる。高・低気圧を一つの大きな渦と考えると,このような渦によって運動量が赤道から中緯度に輸送されていることになり,これを渦輸送と呼ぶ。平均子午面循環輸送と渦輸送がいっしょになって,角運動量と熱を極に移動させており,熱帯地方では前者が卓越し,中・高緯度では後者が卓越する。…

※「渦輸送」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む