世界大百科事典(旧版)内の温泉毒水の言及
【温泉】より
…日本近海では,小笠原火山島弧西側海底の高地殻熱流量地帯に海底温泉が発見されるものと期待されている。
【温泉毒水】
酸性泉,硫化水素泉などが大量に湧出し,河川に流入すると河川中の動植物の発育を阻害し,河川の農業用の利用もだめになるので温泉毒水と呼ばれている。草津温泉では毎分5000lの硫酸酸性泉(pH1.5)が湯川となって吾妻川に流入し,このため上流で中性であった河川水のpHは3~4に低下し,農業,漁業,治山治水事業,水力発電に障害を与えていた。…
※「温泉毒水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」