湯沐令(読み)とうもくのうながし

世界大百科事典(旧版)内の湯沐令の言及

【湯沐】より

…東宮の場合は,令制には〈東宮一年雑用料〉とあり,あるいは《延喜式》にみえるまでに制度的変遷があったのかもしれない。また《日本書紀》の壬申の乱に際しての記事の中に湯沐の役人の湯沐令(とうもくのうながし)がみえ,軍事指揮者のような側面もあるので,湯沐にはそのような兵の差発権などをもっていた可能性がある。またこの記事から,湯沐の制度は大宝令制施行以前に存在したことが明らかである。…

※「湯沐令」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android