湿式羅針盤(読み)しっしきらしんばん

世界大百科事典(旧版)内の湿式羅針盤の言及

【羅針盤】より

磁石の指極性を最初に発見したのは中国で,おそくとも11世紀末には貿易船に備えられていた。当時の羅針盤は,円盤の周囲に24方位を刻み,中央の円形のくぼみに水をたたえ,そこに適当に装置した磁針を浮かべたもので,一般に湿式羅針盤と呼ばれる。これが中国貿易に従事していたアラブ人の手によってヨーロッパに伝わり,12世紀の終りころには地中海で羅針盤が使用されるようになった。…

※「湿式羅針盤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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