世界大百科事典(旧版)内の溝牙の言及
【毒ヘビ(毒蛇)】より
…毒液は二次的には自衛の武器として用いられるが,本来の目的は獲物の捕殺にある。後牙類と呼ばれる毒ヘビでは,毒腺の直下に溝牙を生じており,獲物をのみこむ過程で毒が注入されるが,毒性はそれほど強くない。これらの毒ヘビはナミヘビ科に含まれ,中にはアフリカツルヘビThelotornis kirtlandiiやブームスラングDispholidus typus(イラスト)のように,人がかまれると死ぬものもある。…
※「溝牙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」