滋野井(読み)しげのい

世界大百科事典(旧版)内の滋野井の言及

【丹波与作待夜の小室節】より

…東の入間家へ嫁入りする丹波の国由留木(ゆるぎ)家の息女調(しらべ)姫は,出発の当日,江戸下りをいやがるので,困り果てた人々は,馬方にやとわれていた少年馬士(まご)の三吉に道中双六をさせ,機嫌を直させる。褒美を与えようとした乳母の滋野井は,三吉が,今は離別した夫与作との間にもうけたわが子と知る。しかし息女の乳母という立場にある滋野井は,母と名のらず涙ながらに別れる。…

※「滋野井」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android