世界大百科事典(旧版)内の漁業生産物の言及
【水産業】より
…1977年からの200カイリ制によって,それらの国際的な機構はほとんどみな事実上の変質を迫られ,世界は今新しい資源利用秩序を形成する過渡期にある。水産資源
[水産物の利用配分と輸出入]
漁業生産物の利用形態のうち魚粉・魚油等の非食用向け数量は,1970年代初めにペルーのカタクチイワシ減産が影響して2000万tの水準に低下した後,72年以降は多くても2300万t止りで10年間にわたり横ばいを続けている。資源の自然的増大による漁獲増が食用需要を超えた分だけ非食用に回るといった面が強く,その数量の変動は多分に自然依存で受動的である。…
※「漁業生産物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」