世界大百科事典(旧版)内の漁隠洞遺跡の言及
【帯鉤】より
…戦国時代後期に発達のピークがあり,金銀や色とりどりの玉石を象嵌したり,金銀を貼りつけたりするものが多く,青銅のほか鉄,玉などでつくるものも少なくない。 前1世紀ころに比定されている韓国の永川漁隠洞遺跡からは,馬と虎をかたどった青銅帯鉤が出土している。この場合,文様が中国北方のオルドス文化の系統に属し,鉤をかけるのが革帯の端ではなく,帯端にとりつけた青銅環であることからすると,中国から伝わったものではないことになる。…
※「漁隠洞遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」