世界大百科事典(旧版)内の漬染の言及
【料紙装飾】より
…光沢が半透明な薄様は染紙にして,異なった色の薄様と重ね合わせて中間色にするなど,微妙な使い方がなされ,とくに女性の消息などに愛用された。染紙は色の染め方で,漬染(つけぞめ),引染(ひきぞめ),繊維染に大別できる。漬染は紙を染料に繰り返し漬けて染める方法で,当時の染料としては茜(あかね),紫草(むらさき),蘇芳,紅花,櫨(はぜ),梔子(くちなし),苅安,藍,黄蘗ほか多くの種類があげられる。…
※「漬染」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」