世界大百科事典(旧版)内の漸近安定の言及
【安定性】より
…安定性ということばは,自然科学,工学の各分野で用いられることばであるが,ここでは制御工学やシステム工学における安定性について述べる。システムがなんらかの原因で定常状態からずれても,時間の経過とともにいつか元の状態に戻ることができるとき,そのシステムは漸近安定asymptotically stableであるという。 制御系の安定性が学問的な対象として取り上げられたのは,J.ワットの発明した蒸気機械の調速機についてであった。…
※「漸近安定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」