世界大百科事典(旧版)内の潜在疾病の言及
【農村医学】より
…また,このほか農民に多い自覚症状である,肩こり,腰痛,手足のしびれ,夜間多尿,不眠等については,藤井敬三,若月俊一らによって〈農夫症〉として体系づけられた。さらに若月は,無医村的環境,経済的困難,農繁期の多忙等の社会的理由により,疾病を有しながら受診していないものを〈潜在疾病〉と名づけ,これを〈がまん型〉と〈気づかず型〉とに分類した。一方,これらの健康障害を克服するために,〈健康手帳〉による健康管理や〈農民体操〉の普及が各地で始まった。…
※「潜在疾病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」