瀬(勢)田橋(読み)せたばし

世界大百科事典(旧版)内の瀬(勢)田橋の言及

【勢多】より

…現在の大津市瀬田付近をさし,《和名抄》に栗本(くるもと)郡勢多郷がある。古く《日本書紀》は天武1年(672)7月22日,壬申の乱での瀬田の戦いを記し,瀬田橋もすでにあった。勢田,世多とも記される。…

【瀬田唐橋】より

…勢多(瀬田)橋(せたのはし)ともいい,《東海道名所図会》では青柳橋となっている。鎌倉時代の再建で唐様のデザインがあったらしく,以来〈唐橋〉を通称としたが,1894年(明治27)の架け替えで擬宝珠に瀬田橋(せたはし)と彫り,これを正式名称とした。伝承では景行天皇のころ,船橋が渡されたというが,信ずるに足りない。…

【橋姫】より

…橋のたもとに橋姫とか橋姫明神とかいって,橋の神霊がまつられることが多い。山城の宇治の橋姫や摂津の長柄(ながら)の橋姫は有名だが,京都の五条橋(今の松原橋)や近江の瀬田橋のたもとにも橋姫がまつられていた。橋姫は,宇治の橋姫のように,嫉妬深い鬼神とされる場合が多い。…

※「瀬(勢)田橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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