世界大百科事典(旧版)内の《火を掲げる者》の言及
【イタリア演劇】より
…1519年に書かれたとされているが,以来もっともよく上演されてきたルネサンス喜劇の一つである。 思想家の書いた戯曲という意味では,ナポリのG.ブルーノの手になる《火を掲げる者》(1582)は,《マンドラゴラ》に比すべき作品である。ブルーノはコペルニクスやパラケルススの理論を弁護し,ついに異端として処刑されるのであるが,この喜劇1編を残すことによって,反権力的なルネサンス精神の所在を示した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」