世界大百科事典(旧版)内の火打石式小銃の言及
【小銃】より
…16世紀初頭の小銃は,口径約18mm(19世紀中ごろまで変化なし),最大射程200m,有効射程100m,発射速度は2分間に1発ぐらいであり,雨天時はほとんど使用不能であった。1618年から始まった三十年戦争においてスウェーデン王グスタブ・アドルフは,火打石式小銃と紙製弾薬包を採用して装塡・発射の時間を短縮し,また弾薬盒(ごう)を用いて弾薬の携行を容易にした。この17世紀初期の火打石式小銃は,発射速度が1分間に1~2発となり,不発の発生率も減少した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」