世界大百科事典(旧版)内の火腿の言及
【ハム】より
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[日本の製造史]
明治以後の日本のハムの製造は,長崎大浦の片岡伊右衛門が1872年,長崎に来遊したアメリカ人よりハムの製法を伝授され,同年11月,工場を建設して製造を開始したのが最初である。長崎につづいては,北海道開拓使庁がその事業の一環として73年,東京農事試験場において,また76年,札幌養豚場において火腿(ハム)を試作している。1874年には,神奈川県鎌倉郡川上村(現,横浜市戸塚)においてイギリス人カーティスWilliam Curtisが加工に着手し,これが日本人に伝わり,その一人である斉藤満平が87年,創業の許可を得て正式にハム製造を開始した。…
※「火腿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」