灰指(読み)はいさし

世界大百科事典(旧版)内の灰指の言及

【紫根】より

…灰汁練りに1ヵ月,深紫を得るのに1ヵ月を要した。《万葉集》巻十二に〈紫は灰指すものぞ〉と歌われるように,〈灰指〉は飛鳥時代の灰汁練りを示す染色の技術用語である。室町期以降,木綿の紫染めは豆汁(ごじる)をかけて染着の効果を高めた。…

※「灰指」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」