炊出し小屋(読み)たきだしごや

世界大百科事典(旧版)内の炊出し小屋の言及

【救小屋】より

…近世に飢饉,火災,風水害などの災害時,貧窮の罹災者を収容する目的で建てられた仮小屋。また,災害に際して罹災者が集中的に出た都市社会では,罹災窮民の飢えを補うため,施行粥などの炊出し小屋もたびたび設置され,近世初頭にはこれも御救小屋と称された。しかし,貧窮者の市街浮浪を抑止するため,その全生活を管理する御救小屋と,飯米の一時的施与のみを目的とする炊出し小屋とはその社会的機能を異にするため,後年ははっきり分化した。…

※「炊出し小屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android