炭酸暗反応(読み)たんさんあんはんのう

世界大百科事典(旧版)内の炭酸暗反応の言及

【同化作用】より

…化学合成とは,無機物の酸化によって遊離したエネルギーを利用して,炭酸固定を行う営みを指す。一方,有機栄養性の細菌や動物の組織では,二酸化炭素の付加によって,既存の有機化合物の炭素数を増加する営みがあることが知られており,炭酸暗反応と呼ばれる。無機栄養生物には,カルビン回路(還元型ペントースリン酸回路),C4‐ジカルボン酸回路などが知られている。…

※「炭酸暗反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」