世界大百科事典(旧版)内の無司祭派の言及
【ラスコーリニキ】より
…それは,正教会から分離した際主教を擁しなかったので,司祭の叙階が困難になったからである。この問題をめぐってラスコーリニキのなかで分裂がおこり,あくまで司祭の存在を前提とした有司祭派と司祭の権威を否定した無司祭派が現れた。無司祭派は,いわば教会制度という歯止めを否定したわけで,その結果,無数の狂信的セクトに分裂して,全体としての勢力は弱まった。…
※「無司祭派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」