焼入れ性(読み)やきいれせい

世界大百科事典(旧版)内の焼入れ性の言及

【焼入れ】より

…もとは鋼を赤熱状態から水,湯,あるいは油の中に入れて急冷・硬化させることをいったが,現在では材料組織に意図的に非平衡状態をつくる,つまり熱平衡状態では起こってしまう相変態を起こさせない(たとえば高温の相を凍結する)ために,および熱平衡状態では起こらない相変態(たとえばマルテンサイト変態)を起こさせるために,高温から急速冷却する操作を総称していう。所望の状態を得るのに必要な冷却速度が小さいほど,その材料の焼入れ性がよいという。鋼の場合には,焼入れ性をよくするのにクロム,ニッケル,モリブデンなどを合金化する。…

※「焼入れ性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む