煮つけ(読み)につけ

世界大百科事典(旧版)内の煮つけの言及

【煮染】より

…古く《庭訓往来》や《下学集》にその名が見える。煮しめに近い煮物に煮つけがあるが,この両者の相違は《江戸料理集》などによると,煮あげたあと汁気をきって器に盛るのが煮しめで,煮汁とともに盛るものを煮つけと呼んだようである。江戸後期には,煮しめは川を渡ると味が変わるといわれていたようで,〈重箱の煮染は橋で愚に返り〉〈大坂は煮染の味の変るとこ〉などの川柳がある。…

※「煮つけ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む